虫歯治療

虫歯の症状はありませんか?

冷たいものがしみる
噛むと痛い
温かいものがしみる
疼くように痛い
痛かった歯が急に痛くなくなった

これらは全て虫歯の症状です。
6に向かうほど虫歯も進行していると言えます。

あなたが今感じている症状に当てはまるものがあれば、虫歯の可能性がありますので、我慢せずに早めにご来院ください。放っておくと抜歯になってしまう可能性もあります。

なぜ虫歯になるのか?

虫歯の原因となる細菌がお口の中にある磨き残した食べ物を餌として増殖し、酸を出します。その酸によって歯が溶かされていきます。これが虫歯です。

また、お口の中は飲食をしたら酸性に傾き、歯が溶かされますが、唾液の力で再石灰化を促し元の状態に戻ります。

しかし、飲食の回数が多かったり、酸の多い飲食を好む場合、お口の中がずっと酸性の状態になるので、歯が溶けて虫歯になりますので注意が必要です。

当院の虫歯治療について

当院ではできる限り多くの歯質を残すために、低侵襲な虫歯治療を行なっております。
低侵襲とはできるだけ削らない術式を用いた治療となります。
とはいえ、虫歯の範囲や深さによっては、削る必要がある場合もありますので、それぞれについてご説明します。

01.METHOD

虫歯の範囲が狭い場合

虫歯の範囲が狭い場合は、虫歯の部分を取り除いた後にダイレクトボンディングという手法を用いて、コンポジットレジンという材料を充填します。
当院ではコンポジットレジンを用いた治療では必ずラバーダム防湿を行い、治療は即日完了します。

※ラバーダム防湿とは、治療部位にゴムのシートを被せ、細菌の侵入を防ぐ・器具の誤飲を防ぐ・接着を阻害する要因を減らすために用います。

02.METHOD

虫歯の範囲が広い場合

虫歯の範囲が広い場合は、ある程度の強度が必要になるため、型取りをして歯科技工士にインレーやクラウンといった補綴物を作成してもらいます。

保険診療で対応できる材料は限られておりますが、セラミックなど審美性に優れた材料も対応できますので、お気軽にご相談ください。

03.METHOD

歯の神経や根に虫歯が到達した場合（根管治療）

虫歯が進行するとやがて歯の神経に到達します。
そうして感染した神経を除去する抜髄処置や根の感染部を除去して歯を残すための根管治療を行います。きちんと治療をしないと再発してしまい、最悪のケースは抜歯となります。
当院では根の治療の際は必ずラバーダム防湿を行います。難症例の場合には、CTスキャンによる検査とマイクロスコープを用いた精密治療を行います。

歯の保存と抜歯の基準

当院では歯を保存することを一番に考え治療を行っていますが、
場合によっては抜歯を余儀なくされるケースもあります。

症状がない歯などは抜歯を宣告されてもなかなか踏み切れないと思いますが
以下のようなケースは抜歯をお勧めする場合があります。

他の歯の寿命に影響してしまう場合
治療の妨げになり、良い結果が得られない場合
抜歯することにより、お口の中全体でみると良い結果が得られる場合

もし抜歯になってしまったら

残念ながら抜歯になってしまった場合、以下のような治療の選択肢があります。

ブリッジ

入れ歯（義歯）

インプラント

ブリッジや入れ歯は保険診療で可能ですが、インプラントは自由診療となります。それぞれメリット・デメリットがありますので、内容を十分にお話した上で納得した治療法をお選びいただきます。

当院では患者さんの価値観を大切にしているため、ご希望を伺いながら、一緒に決めていきます。

治療後は定期的なメンテナンスを

虫歯の治療が終わった後は、定期的にメンテナンスを行い、良好な状態をなるべく長く維持できるようにしましょう。

虫歯は再発を繰り返して結果的に歯を失います。
再治療によって歯質を失っていくと、歯が割れてしまい、抜歯に至るケースもあります。

歯を失うと2度と元には戻りません。ご自身の歯を大切にしていきましょう。